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【NHK】『日本人のおなまえっ!』必殺技のおなまえ

www4.nhk.or.jp

 13日(木)の夜に放送されていたのを予約していたのですが、録画に失敗したので今朝の再放送を観ました。

 「必殺技のおなまえ」で、特撮、アニメ、コミックなどが取り上げられるということで、これは観ないかん、と思って録画しようと予約したら、『八十亀ちゃんかんさつにっき』とかぶって失敗しました。しかし予約情報は残っていたようで、今朝の再放送をちゃんと録画してくれていたのです。最近のテレビは頭いいな。最近といっても10年前に買ったやつだけど。

 さて、どうやらヒーローの切り札となる技に「必殺技」という概念を与えているのは日本独自の文化らしく、海外には「必殺技」という概念はないそうです。確かに、アベンジャーズで必殺技の名前を叫ぶなんて聞いたことありませんね。

 番組では、必殺技といえば?という質問で、100人に聞いたアンケート結果をランキング形式で紹介していました。

 ジャンプ勢から、螺旋丸、北斗百裂拳、元気玉などがランクイン。あとは特撮の代表、ウルトラマンスペシウム光線や、仮面ライダーのライダーキック、プロレスからは卍固め、空手チョップが入っていました。

 そこで、必殺技の原点と言われる「空手チョップ」の誕生秘話、みたいな再現映像も流れました。スポーツ記者に、まだ名前のなかった手刀の名前を聞かれた力道山が、その場で思いついたのが「空手チョップ」だということになっていました。

 『空手バカ一代』が好きだった私は、力道山に空手チョップを教えたのは大山倍達だという話を信じていたので、大山倍達の話が出ないのは何らかの事情があるのかと思いましたが、後で調べてみると、空手チョップは別に大山倍達が伝授したわけではなく、力道山がかつて身を置いていた、相撲の張り手から来ているとのことでした。

 よくよく思い返してみれば、私がどこかで読んで覚えていたエピソードも、大山倍達力道山に空手チョップを伝授したということではなく、空手チョップは指先を少し曲げて当てたほうが威力が増す、みたいなアドバイスをしたけど、それは採用されなかった、みたいな話だったと思います。

 ネットでそのあたりのエピソードを探っていたら、面白い裏話が出てきたのでリンク貼らせていただきます。

www.ichijyo-bookreview.com

 この、力道山大山倍達の対決は、創作として夢枕獏の小説で読んだ記憶があります。『餓狼伝』だったかな……かなり前のことだから記憶があいまいですが。『餓狼伝』もずっと読んでたけど、なかなか話が進まないから忘れちゃってます。今どこまで刊行されてるんだろう。

 思えば、私も子どもの頃から必殺技にどっぷり浸かって生きてきました。おそらく、私が覚えている中で最初の必殺技は、宇宙戦艦ヤマトの「波動砲」でしょう。技って言えるのかどうか微妙ですが、最後の切り札的な意味では必殺技と言えなくもないでしょう。

 『マジンガーZ』や『デビルマン』なんて、技の名前を叫ぶという法則に照らせば、全ての技が必殺技みたいなもんです。そもそも、必殺でもない技名を叫ぶのはカッコ悪いですよね。小学生の頃にハマったジャンプ漫画『リングにかけろ』も、必殺技のオンパレード。初めの頃は地味なスポ根漫画だったのに、パワーリストの副作用で偶然編み出された「ブーメランフック」以降、スポーツスペクタクル漫画になりました。

 そういえば、番組内で「武術の大衆化」ということで、江戸時代の剣道の稽古の絵が出ていました。剣道って「めーん!」「どう!」って技名?を叫びますよね。あれも「技名を叫ぶ」という必殺技の法則のルーツと言えるのではないかと思いました。

 最後、技に名前をつけるアンケート結果のランキング1位は、ドラゴンボールの「かめはめ波」でした。納得の1位ですね。ちなみにこの技名を考えたのは、原作者・鳥山明先生の奥さんだそうです。へー。

 個人的には、ブログでアクセスをバカ稼ぎする必殺技が欲しいです。名付けて「アクセスファイヤー!」……炎上しとるがな。

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

 
全開! アクションかめはめ波

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カラスの鳴き声を真似る笛なんてあるの

 先日書いた、カラスとカメの話。

www.gokuma.work

 カラスの話なので、Amazonアフィリエイトの広告を「カラス」で検索したら、こんなのが出てきました。

ACME アクメ 擬音笛 からす AC259 【国内正規品】

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  最初、メーカー名は「ACME(アクメ)」だし、形状もアレな感じだし、これは……夜の道具かな?と思いましたが、どうやら違うみたいです。

 擬音笛という楽器で、カラス以外にも、シギ、ハト、アヒルカッコウなど、いろんな鳥の鳴き声を模した音が出る笛があるようです。初めて知るジャンル。「バードコール」という、笛じゃないけど小鳥の声に似た音が出る道具は知っていましたが、笛でそんなに多彩な鳥の声が出せるとは。

ACME アクメ 擬音笛 はと AC500 【国内正規品】

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ACME アクメ 擬音笛 しぎ AC553 【国内正規品】

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 ごめんなさい、メーカーは全部アクメです。なぜ謝る。

 いろいろ見てみると、カラスだけがこの形状で、他の鳥は普通に笛っぽい形なんですよね。なんでカラスだけこの形なのかなぁ。用途を間違えて買っちゃう人もいるんじゃないかなぁ。社名が社名だけに。

 アクメ製じゃないですけど、他にも鈴虫笛なんてのがありました。

鈴虫笛(擬音笛)

鈴虫笛(擬音笛)

 

 いろいろな音が出せる笛の世界。一度、外で擬音笛を鳴らして、鳥を呼びよせてみたいものです。鳥じゃなくて変なものを呼び寄せたら怖いですね。

データで見えなくなる、男と女の現実

話を聞かない男、地図が読めない女

 ホッテントリにこんな話が上がっていました。

男性が生きずらいのを女性のせいにするのをいいかげんやめてほしい - 雑記帳

「男性」「女性」という概念を対立させる妄想戦の無意味さを知りなさい。

2019/06/13 07:57

 はてなではよく話題になる、男性x女性という対立軸。

 こういう話を見るといつも「これはそもそも誰の話をしているんだろう?」と思います。

 人間社会には、ざっくり言えば男性と女性しかいません。しかし「男性」「女性」という個人は存在しません。「男性の〇〇さん」や、「女性のxxさん」はいますが、彼・彼女は男性でもなく、女性でもない。おかしな言い方ですが、そうなりますでしょう?男性・女性はあくまで属性であって、具体的な人を表す言葉ではありませんから。

 しかし、こういう話題では、あたかも「男性」や「女性」といった人が実在するかのように語られます。根拠にしているのは、アンケートなどで調査・集計されたデータ表現にすぎません。そしてこれは「普通の人」が存在しないのと同じように、どこにも存在しない人を表しているのです。

 男性x女性の話をする人は、どこにも存在しない人の代弁者として、いかにもわかっている風に語りますが、実は誰の話もしていない。データの話をしているだけです。

 そうして、実在する「男性の〇〇さん」や「女性のxxさん」は置き去りにされたままです。彼・彼女には、データに現れない個人的背景があり、事情があります。本当の問題はその個人的背景や事情にあるのですが、集計されたデータからは、そういったものはきれいさっぱり抜け落ちています。

 そんなものを根拠に、やれ男性はああだ、女性はこうだと議論したところで、何の意味があるのだろうかと、いつも思います。その議論で何が変わり、誰が救われるのでしょうか。

 あるいは、ただ議論を弄ぶだけが目的で、誰かを救うとか、問題を解決するとかいう意図など微塵もないのかもしれません。たぶん、そうなんでしょう。

 ところが、こうしたデータが、少しでも自分の身の上に当てはまると、そうだこれは俺のことだ、これは私のことよ、と考えてしまい、徒に対立構造にハマりこんでしまう人も、少なからずいるのです。そして議論や対立に夢中になってしまい、自分が抱えている本当の問題、データに乗らない自分自身の個人的背景を見失ってしまう。

 そういう意味で、男性x女性という単純化されすぎた問題提起は、本当に悩みを抱えている個々人の問題を解決する助けにはなりません。助けどころか、ただ問題をややこしくして、解決を妨害するものでしかない、と言っても過言ではないでしょう。

 男女の問題だけではなく、こうした形で人間の問題をデータ化することで、実在する人間の現実問題を形骸化・単純化し、それを弄んであたかも問題解決に取り組んでいるかのように見せかけるやり方は、政治の世界でよく見られます。

 問題を抱えている人は、往々にしてそんなデータの欺瞞にひっかかりやすいのです。問題解決のカギは、実在する個人である自分自身であって、誰にでも当てはまるような、単純化されたデータではない、ということを忘れずにいたいものです。

男と女

男と女

 
男と女3

男と女3

 

カラスの生とカメの死

カラスの教科書 (講談社文庫)

カラスの教科書 (講談社文庫)

 

 今朝、通勤途中で通った、田んぼの真ん中を走る道の端に、何か落ちていました。

 その何かの横にカラスがいました。

 近づいていくと、その何かは、黒っぽい色と、赤、ピンクがごちゃごちゃした色でした。

 ああ……何かの死骸だ。猫かなぁ。猫はやだなぁ。

 車はどんどんその死骸に近づいていきます。見たくないけど見てしまう。

 カラスは、その死骸をついばんでいたのでしょう。車が近づいたので少し逃げましたが、ほんの1歩か2歩で、車が去ったらすぐまたその死骸を頂こうとしている様子でした。

 その死骸は、黒っぽいものがいくつかに割れて、そこからピンクの肉塊がはみ出している状態でした。すぐにはそれが何なのかわかりませんでしたが、どうやらカメのようでした。カメが車に轢かれて、甲羅がバッキバキに割れたのでしょう。

 田んぼのすぐそばで、近くには用水も流れています。カメはそこから出てきて、道を渡ろうとして車に轢かれたのでしょう。気の毒なカメ。

 カラスは、気の毒なカメの死骸を、当然のように朝食としてついばんでいました。そりゃそうです。カラスにしたら、労せずして新鮮な肉を食べられるチャンス。放っておくわけがありません。

 カメの死骸をついばんでいたカラスは、その時は1羽だけでしたが、そのうち他のカラスも見つけて、何羽も集まってすぐにカメの死骸は片づけられるのでしょう。カラスは自然界の掃除屋です。昔は、戦争や病気、飢餓で死んだ人間も、たくさんカラスに片づけられたと思います。

 おそらく、ほんの数時間前まで、生きてのそのそ歩いていたカメは、突然の交通事故で死に、その肉体をカラスに食べられることになったわけです。

 カメの死は、カラスの生に取り込まれました。そのカラスもいずれどこかで死を迎え、動物の餌になるか、木や草の肥やしになるのでしょう。

 残酷、悲惨、無情といった、人間の感覚とは関係なく、淡々と循環する生がありました。

ACME アクメ 擬音笛 からす AC259 【国内正規品】

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中指を負傷して気づいたこと

中指骨格ゴースト刺繍のバッジのアイロン付けまたは縫い付けるワッペン

 仕事中、ある作業で中指を負傷した。

 打撲なので、後から腫れてズキズキ痛みだして、最初は何でこんなところが腫れるのかと思った。爪の間からばい菌でも入って、化膿したのかと思い、化膿止めの軟膏を塗ってみたものの、当然ながら全く効き目なし。

 2日目にして、手首や肘も痛み出したので、そこでやっと思い当たる節が。たぶんあの時だな、と気づいて、軟膏から湿布に切り替えた。

 3日目には腫れも収まってきて、痛みが引いてきた。

 ところで、いつやったのかすぐには思い出せないくらいの打撲なのに、痛み出すとこれがなかなかえげつなくて、痛みの中心部分に触れると、思わず顔をしかめるくらいの激痛だった。

 そのため、普段何気なくできていることができなくなった。

 一番困ったのは、箸が上手く使えないこと。ご飯やおかずをこぼすこぼす。

 ペンを持つとき、力が入らない。字が歪む。

 他には、引き戸の取っ手を引く時に、力が入れられない。

 日常生活でこれだから、仕事でちょっと細かい作業をするとなると、さらに不便を感じる場面が増える。

 人差し指や親指だったら、怪我をすると不便になるのはわかるが、中指でこれだけ不便を感じるとは思わなかった。お兄さん指も、いろんな場面で活躍してるんだね。女の子を喜ばせるのがメインの仕事かと思ってた。嘘。そんなこと言ったら、もう長い間ニートじゃないか。

 大雑把なことしかしてないと思っていた中指が、意外と細かい仕事もこなしてるんだな、ということに気づいた一件。