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【岐阜県中津川市】ちこり村に行ってきた【中央道中津川インターすぐ】

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少くして学べば、則ち壮にして為すことあり
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず

 中津川市に行ってきました。目的地は、栗きんとんで有名な菓子店「すや西木」。しかしその前に、中津川インターの出入り口から見える「ちこり村」という施設に入ってみました。

 「ちこり」とはキク科の多年生野菜であるチコリー(英:chicory)をひらがな表記したもので、もやしを生産していたサラダコスモという会社が、もやし製造の設備を流用して国内生産を始め、親しみやすいように商品名として「ちこり」と表記したそうです。

 そのサラダコスモが運営する、いわゆる道の駅っぽい施設が「ちこり村」です。ちこりはもちろんのこと、中津川で採れる野菜や果物などを利用した商品や、美濃焼などの売店があり、バイキング形式のレストランも併設されています。

 そのレストランでお腹を満たし、腹ごなしがてら、施設内で30分ごとに行われている、ちこり生産工場の施設見学に参加しました。従業員の人が、会社の理念やちこりの生産工程、ちこりの芋から作る焼酎の製造工程などを、実際の設備を見学しながら紹介してくれます。

 もともとヨーロッパで作られていたちこりを日本に持ち込んだ際、ヨーロッパでは家畜のエサやゴミとして処理されているちこりの芋の部分を、なんとか利用できないものかと試行錯誤して完成したのが、ちこりの芋焼酎「ちこちこ」だそうです。どっかで聞いたような名前だな……

 ちこりはまず、種を畑に植えて芋を育て、その芋から茎をカットして一旦低温保存し、それを暗闇の中で水耕栽培することで、白菜の芯のような、白いちこりが生えてきます。種まきからちこりを収穫するまでに、2年かかるということです。

 ちこりの栽培には休耕地を有効活用し、生産現場では高齢者を雇用し、もったいない精神で社会貢献していこう、という会社の理念が掲げられていました。

 見学コースの終盤には、幕末の儒学者・佐藤一斉の著書「言志四録」を、中学生向けにわかりやすく解説した本「おじいちゃんとぼく」を紹介するコーナーもありました。指導者のバイブル的な本ということで、あの”せごどん”こと西郷隆盛が終生愛読したそうです。ふーん。

 2001年に、当時の首相である小泉純一郎氏が、衆議院で教育関連法案の審議中に、この「言志四録」の一節を取り上げ、そこから知名度が上がったらしいです。へー、全然知らんかった。

 この佐藤一斉という人は、美濃岩村藩出身で、それが現在の岐阜県恵那市にあたり、地元出身の名士ということでサラダコスモがフィーチャーしてるんでしょうね。

 こういう工場見学は、たぶん中学生の時以来じゃないでしょうか。短いコースですが、学生時代を思い出してちょっと楽しかったです。

 ということで、本日もお粗末さまでした。

[現代語抄訳]言志四録

[現代語抄訳]言志四録