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「痴漢の心理」は発達障害の一形態ではなかろうか

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もしかしてだけど もしかしてだけど

それってオイラを誘ってるんじゃないの

 ホッテントリ記事について考えたこと。

WEB連載:「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました 田房永子 / 第25話 私は男性を嫌悪などしていない! 前編

どぶろっくは誇張された妄想あるあるだよ。身に覚えがあるから笑えるんでしょ。こっそり沸いてきた妄想を自分で「ねーよw」と笑って打ち消せるか、現実と錯覚するかの違いだろうな。

2019/01/07 23:19

 どぶろっくがあるあるネタだとは思わなかった、という意見がブコメに散見されるが、これは「あるある」のレベル認識が異なっているのだろうと思う。

 あのネタで表現される思い込みや妄想を、そのままの形で「あるある」だと思っているのではない。そんなのが「あるある」だったら本当に怖い。何が「あるある」なのかと言うと、自分に接する人が、好意的な仕草や表情を見せるとき、瞬間的に「あれ?もしかしてだけど……」と思うことは、男女に関わらず、いやLGBTに配慮するなら、異性同性に関わらず、あることだろう。

 どぶろっくのネタは、それを誇張して表現することで笑いとしている。あれが根本的に全くあり得ないことだったら、笑いとして成立しないだろう。何を言っているのか、誰も理解できないのだから。誰しも心当たりがあるからこそ笑えるのだ。

 この人は自分に好意を寄せているのではないか?と思うことが(自分の中に生じたその思いを信じる度合いがどうであれ)一度たりともないとしたら、それは自尊心や自己肯定感が低すぎるということだろう。

 私もこの記事で初めて「痴漢の心理」なるものを知った。普通なら「もしかしてだけど……」が確信に至るまでには、相手との関係において、それなりの過程を経て検証されなければならない。それが痴漢の場合には、自分の中にふっと湧いた思いを、いきなりそのままの形で確信してしまう、ということらしい。

 これは、相手にも人格があり、自らの意思を持った人間である、という認識が欠けていることから起きる思考ではなかろうか。つまり、自他の境界があいまいなのだ。自分の考えていることを、あたかも相手が考えていることのように錯覚してしまうわけだ。

 私も、精神的に不安定だった若い頃に、そのような症状に悩まされたことがある。あの人はこんな風に考えているのではないか?と思ったことが、どんどん現実味を帯びてきて、それが自分の妄想なのか、現実なのかわからなくなるのだ。幸い、それが異常な状態であることを自覚していたので、破滅的な状況に陥るまでには至らなかったが。

 しかし、例えそれが異常だと自覚していても、自分の意志ではどうにもならない思考や感情がある。だからこそ、そのことに悩んだし、苦しんだ。いっそのこと、それが異常だという自覚がなければ、悩み苦しむこともなかったかもしれない。そして痴漢かストーカーにでもなっていたかもしれない。

 自他境界のあいまいさは、ある種の発達障害の特徴として知られている。すなわち、痴漢の心理とは、発達障害の一形態だと解釈することもできるだろう。痴漢は発達障害のなせる業なのだ。となれば、それなりの対応が見えてくるのではないだろうか。

 もし、「痴漢の心理」なるものが、本当に記事の通りであるなら、彼らを犯罪者として刑務所にぶち込むだけでは何も解決しない。実際、痴漢は再犯率が高いという話を目にする。どこで見たのかと思って調べたら、こんな記事を見つけた。

gendai.ismedia.jp

 この記事では、発達障害ではなく、精神疾患として扱われている。ならば尚のこと、罰則だけでなく治療も必要だろう。世の中には、普通に社会人として生活しながらも、発達障害精神疾患によって、自分自身や周囲の人間関係に混乱を招いてしまう人が、結構な割合で存在している。それほど多くの人と知り合ったわけでもない私ですら、そういう人を何人も見てきた。

 痴漢に限らず、「犯罪と処罰」という古来からの制度を見直すことで、社会はもう少し住みやすくなるのではないかと思う。

 本日はこれにてお粗末。

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