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ちょっと連れ合いが欠けただけ未亡人

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 嫁さんとの会話がきっかけで「未亡人」は女性だけを指すのか、男女関係なく、配偶者を亡くしたら「未亡人」と呼ぶのか、という疑問が湧いた。「未亡人」といえば女性、というイメージはあるものの、厳密にはどうなのか?

 「未亡人」の漢字から意味を読みとれば「未だ亡くならざる人」みたいなことか?この字面だけでは、女性のみを指す言葉とは思えないし、「配偶者を亡くした人」という意味も見えてこない。

 ところが調べてみると、やはり「未亡人」は女性だけに使われる言葉のようだ。では男性はどうなのか。妻を亡くした男性は「男やもめ」または「寡男」「鰥夫」(やもお)と言うらしい。「男やもめ」はドラマなどで聞き覚えがあるが、「やもお」は初めて知った。全然関係ないけど、去年ちょっとした問題になった「保毛男」(ほもお)と似てる。

 「やもめ」という場合は、やはり未亡人と同じで女性を指すものらしい。「やも女(め)」ということだろう。じゃあ「男やもめ」は「男やも女」となって、男か女かはっきりしないじゃァないか。やっぱり保毛男に似てる。(これ問題発言?)

 そもそも「未亡人」の語源はどうなっているのか。

 その昔、中国では、夫が亡くなると妻もそれに従う、という考えがあったそうだ。まさに「死んでも一緒」ということなのか。それとも、あの世でも夫に尽くすのが妻の美徳、みたいなことなのか。まるで王と一緒に埋葬される召使のようではないか。古代か。今どきそんなこと言ったら炎上すること間違いなしだ。どうせ妻が死んだら夫は若い嫁をもらうんでしょ!とか言われるよこれ。

 で、夫が亡くなっても、それに従うことなく「未だ亡くならざる人」という意味で、謙譲語として「未亡人」と自称したのだそうな。謙譲?「夫が死んでもこのように生き恥をさらしております」みたいなこと?昔の中国も相当な男尊女卑社会だったんだね。まるで副葬品扱いじゃないか。

 いやわからないけどね。「比翼連理」という言葉もあるように、夫婦は決して離れることのない絆で結ばれているから、死んでも一緒だよ、という愛情がこもった意味かもしれない。それもどうなの?とは思うけど。

 結局、「未亡人」は女性のみに使われる呼称だとわかった。だけどフェミニズムがお盛んな昨今、この語源をフェミニストが知ったらどう思うだろうか。こんな差別的な言葉は滅びるべき、とか言われそうだ。

 社会の変化と共に人の考えも変わる。人の考えが変われば社会も変わる。言葉もそれにつれてどんどん変化していくが、寿命の長い言葉もある。日常生活であまり使われない言葉は更新されにくい。「未亡人」も、そんな理由で生き残ってきた言葉なのかもしれない。

 ということで、本日はこれにてお粗末。

異邦人

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男鰥の恋

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STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん - PSVita

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Rewrited:2019/02/12