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イラガの幼虫に刺された思い出

おばちゃんと毛虫2

 ここ数日は平年並みの気温に戻ってきたようだが、先週は恐ろしい暑さだった。暑くなってくると出てくるのが蚊である。この地方では蚊のことを「かんす」と呼んだりする。

 早速、寝ている間に刺されたのか、手のひらと手の甲の中間地点の微妙な場所を刺された。手の甲は皮が薄いせいか、刺されるとかゆみだけでなく、若干の痛みを感じる。腫れ方も、腕や脚を刺された時とは違って、丸くふくれるのではなく、プチッと小さく山形に腫れる。

 それで思い出した。小学生の頃、背の高い草むらの中で遊んでいたら、手のひらと手の甲の間、親指の下のほうにチクリと痛みを感じた。何かトゲでも刺さったのかと思って木に目をやると、そこにイラがいた。緑色の、いかにも刺されそうなトゲトゲした毛虫だ。よく、柿の木などに卵型の繭を作る、イラガの幼虫である。

 イラを見たとたん、うわぁぁと叫んでその場から逃げた。毛虫が追いかけてくるわけでもないのだが、一刻も早くその場を離れたかったのだ。

 痛みは蜂に刺された時のように鋭く、しかもそれが持続して、かゆみまでついてくるやっかいな症状だ。痛し痒しとはまさにこのことだ。違うか。

 幼虫がまだ小さかったためか、話に聞くほどの激痛ではなかったが、痛みは3日ほど続き、かゆみはもっと後まで残った。あれ以来、イラを見ると本能的に逃げ出したくなる。

 思えば、子どもの頃はよく外で遊んでいたので、いろんな虫に刺された。蚊はもちろんのこと、蜂、アブ、イラ、ムカデなど。一番ゾッとしたのはムカデだった。それも小さかったので、痛みはそこまでひどくなかったが、あのビジュアルと毒のイメージのせいで、精神的なダメージがでかい。

 虫ではないが、野良犬にふくらはぎを咬まれたこともあった。犬歯が刺さったところからばい菌が入り込み、化膿して紫色に腫れあがった。あの時は狂犬病で死ぬんじゃないかと本気で心配した。結局死ななかったけど。

 人は、いろんな痛みを経験して、大人になっていくんだな、と思った。

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