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いじめ問題への対応を学校や教師に任せるのは無理がある

 問題視され始めてから何年経っても後を絶たない、いじめが原因とされる自殺の話です。

中3男子転落死 担任がいじめのメモをシュレッダー廃棄 | NHKニュース

こんな時、教師や学校を責めると、さらなる隠蔽につながる。いじめ対応専門の人を学校に配置して、学校や教師の責任を切り離さなきゃいけない。

2019/07/06 08:38

 いじめが起きて、それが痛ましい結果を招いた時の責任を、学校や教師に問うのはどうかと、前々から思っています。

 まず、自殺に追い込まれる時点で、子ども同士のからかいや悪ふざけの域を出た「犯罪」である、という認識が必要ではないでしょうか。街中で、暴行を加えられたり、恐喝されたりしたら、警察が出てくるのは当たり前です。それがたまたま学校内で起きたというだけで、なぜ学校や教師の責任を問うのでしょうか。

 学校や教師の仕事は、犯罪を取り締まることではありません。彼らの仕事は教育であって、犯罪の防止や取り締まりに関しては素人です。そこに無理やり責任を押し付ければ、責任を回避するための隠ぺいや、的外れな対応に終始するのは当然の結果でしょう。

 「いじめ」という呼び方にも、問題が軽視される原因があると思いますが、ひとまずそれは置いといて、集団による暴行や恐喝といった「犯罪」には、専任の担当者が必要だと思います。ただでさえ忙しい教師に、犯罪の取り締まりまで押し付けるのは無理があります。

 じゃあどうすれば、となるとこれまた非常に難しい問題です。

 いじめを起こす子どもには、それなりの原因があるはずです。家庭環境なのか、学校生活なのか、個人の内面的問題なのか、いろいろあるでしょう。被害者の子どもには、当然サポートが必要でしょうが、加害者の子どもにこそ、何らかのサポートが必要だと思います。

 彼ら自身の内面にある、暴力衝動、ストレス、歪んだ価値観など、洗い出せば必ず何かが出てくるでしょう。それらの問題に、彼ら自身が向き合うのを助ける大人が、学校に1人でもいれば、いじめは減らせると思います。

 最近は、学校にスクールカウンセラーが配置されているとかいないとかいう話を聞きますが、いじめを原因とする自殺が起きた場合、本来責任を問われる立場にあるのは彼らなのではないかと思いますがどうでしょうか。

 いじめの原因が心理的問題にある以上、それらの解決を仕事として配置されているのがスクールカウンセラーならば、その仕事の責任を負うのは当たり前だと思います。

 詳しいことは知りませんが、スクールカウンセラーに評価制度はあるのでしょうか。生徒や保護者のアンケートとか、問題を解決した実績とか、そういうところから評価する仕組みがあってもよさそうですが。成果が見えにくい仕事ですからね。

 文科省のサイトにこんな文言がありましたが、どうやら評価制度はまだこれから、といった感じです。

15 スクールカウンセラーの審査、評価、適格性:文部科学省

 スクールカウンセラー制度の充実が待たれますが、とにかく、学校や教師に、いじめや不登校など、学業に関係ないところの責任を問うのはやめたほうがよろしい、というのが私の個人的な見解です。