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【内観メモ】中の人、外の人

内観療法入門: 日本的自己探求の世界 創元アーカイブス

 最近、自分の中には「中の人」がいるな、という感じがします。中にいるんだから「中の人」なのは当たり前ですが。小難しい言葉で言えば「深層意識」みたいなものかな。でも深層意識という言葉はいろんなところで使われてて、定義も人によりけり。だから私の思う「中の人」は、世間で言う「深層意識」とは別物で、この場でしか通用しない、個人的な用語です。

 それに対して、私が普段意識し、ものを見たり判断したり、いろいろ考えているのを「外の人」と呼びます。いえ、まぁわざわざ「外の人」なんて呼び名をつけるまでもなく、普通に私自身なんですけどね。

 それで、最近よく「中の人」がいるな、と思うのは、私の感情や思考が、「中の人」に強く影響されていると感じることが、よくあるからです。あるいは、その影響が見えるようになってきた、ということかもしれません。

 私の思考や感情を見ているとき、今までは、単純に外からの刺激に私が反応して、心が動いていると思っていましたが、実は「中の人」が私の心を動かしているように感じるのです。あるいは、「中の人」が発する「何か」を私が受け取って、思考や感情が生まれている、というような感じ。

 「中の人」は、私からはよく見えませんし、声も聞こえません。私に見えるのは「外の人」である私の心の動きであり、聞こえるのは私の思考の声だけです。が、どうやらその心の動きや思考の声は、私発信ではなく、「中の人」が発信しているものを、「外の人」の私が、私に見える形、私に聞こえる声に変換しているような気がします。

 「中の人」が何をやっているのか、「外の人」からは全く見えないのですが、「外の人」は明らかに「中の人」の強い影響下にある。ブラックボックスから発せられる電波に操られるシステム。恐くない?

 で、たぶん「中の人」は、私が抱えている悩みとか苦しみについては、完全に我関せずで、全く知らないんですよね。そもそも「中の人」は、私が置かれている外部の状況とか把握してないと思います。私がやれ借金だセックスレスだと悩んでいても、「中の人」には通じてない。

 ただ、「中の人」が発するものは、常に前向きなんですよ。対して、いろいろ悩んだり心配事を抱えたりしているのは「外の人」つまり普段意識できるレベルの私。そんな私がひとたび「中の人」の前向きな気持ちや感情に触れると、どんな苦悩も即座に解消される、みたいなことがあります。置かれた状況がどうであれ、とにかくプラスの感情しかない。外部的には何も解決していなくても、心理的には全て解決、と言う感じ。苦の感覚が消えてなくなります。

 これはどういうことなのか、不思議には思いますが、あえて解明しようとは思いません。だいたい「中の人」は見えませんから、想像するしかないのだけど、想像しても無駄なんですよ。勝手にイメージを作り上げるようなこともしたくない。

 よく、深層意識・潜在意識の不思議なパワーがどうのこうのって話がありますが、ああいうのは信用できません。あれは単なる想像で作った、勝手なイメージだと思います。守護霊とか天使とか、スピリチュアル系の話も同じ。途端に胡散臭くなります。まぁ、ここに書いてることも十分胡散臭いのかもしれませんけど、私は「中の人」の存在を人に信じてもらおうとか、勧めようなんて思いませんから。ただの個人的な記録ですから。

 「外の人」である私は、できれば「中の人」にもっとプラスのパワーを発信してもらって、外部的な問題も解決したいと思っているところです。

内観法はなぜ効くか ー 自己洞察の科学〔第5版〕

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