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【夢日記】スプーンを曲げる夢

 数日前、2日連続でスプーンを曲げる夢を見ました。

 現実の日常では、もう長い間、スプーンを曲げようなんて思ったことはありません。最後に曲げようとしたのは、中学生くらいの時じゃないでしょうか。

 スプーンを曲げるというのは、力ずくで曲げるのではなくて、指先でこするだけとか、念じるだけで曲がるっていうアレですよ。超能力です。ユリ・ゲラーです。

 もう何十年も、スプーンをゲラる(超能力で曲げること)なんて考えたこともなかったのに、なぜいきなりスプーン曲げの夢などを見たのでしょうか。

 記憶を辿ると、思い当たる節がありました。

 マツコ・デラックスの「マツコの知らない世界」という番組で「ムーの世界」の回を、嫁さんが録画して観ていたのを、脇でちょこちょこ覗き見していたのです。ムーとは「月刊ムー」というオカルト雑誌のことで、そのムーから人生を学んだという人をゲストに迎えて、ムートークを繰り広げるという回でした。

 その番組内で、スプーン曲げの話をしていたかどうか定かではありませんが、オカルト雑誌、超能力、スプーン曲げ、という連想が無意識のうちに働いて、夢に出てきたのかもしれません。

 夢の中で、私はただスプーンを曲げるだけでした。他に誰かその様子を見ている人がいたような気がしますが、誰だったかは覚えていません。どんな場所だったか、時間帯なども決まっていなくて、本当にスプーンを曲げるという行為に焦点を当てた夢でした。

 しかし、その分、スプーンを曲げる様子がやけにリアルで、最初は夢だと気づいていたはずが、途中から「これもしかしたら夢じゃないんじゃ……」と不安になったくらいです。夢の中で。

 私は、スプーンを曲げようと頭の中で念じたり、イメージしたりはしていませんでした。ただ、普通に手で柔らかい針金を曲げるような意識で、曲がるのが当然という感覚でした。だから、曲げようと思うことと、スプーンが曲がることが同時に起きていて、なんというか、歩くのにいちいち歩こうなんて意識しないのと同じように、スプーンを曲げていました。

 曲げたスプーンは3本。ひとつはコーヒースプーンくらいのサイズで、首の部分を指先で撫でているうちに、曲がってぽとりと落ちました。ひとつはカレースプーンで、これも指先で撫でていると徐々に曲がっていき、ぐにゃりと180度首が曲がりました。

 最後はもはやスプーンですらなく、アイスの棒みたいな金属板。手のひらに乗せているだけで、最終的には三つ折り状態になりました。

 その感触、念力で曲げるという感覚が、実際には味わったことがないはずなのに、やけにリアルに感じられて、途中から「まさか現実?」と思ったのです。

 2日目は2日目で、夢の中でまたもやスプーンを曲げていました。しかし今度は背景どころかスプーン曲げの部分すらディテールがはっきりせず、ただ「今日もスプーン曲げか……また夢なんだろうけど……いやまてよ、2日連続でスプーン曲げの夢なんて見るか?……まさか今度こそ現実?」と、2回も騙されそうになりました。

 初めのうちこそ、超能力を使えることに優越感のようなものがありましたが、途中からは、なんだかもう怖くなってきました。テレビなどでフィクションとして楽しむならまだしも、本当の現実にそんな能力があって、それが自分に宿っていたら……それはもう恐怖です。普通の人から異常者として迫害を受けるんじゃないかとか、人間扱いされないんじゃないかとか、そういうことを考えてしまいます。まるで亜人

 夢から覚めて、2日連続でそんな夢を見るくらいだから、もしかしたら本当に超能力に目覚めたのか?などと思い、実際にスプーンを手に取ってみようかとも思いましたが、怖くてできませんでした。いや間違ってもそんなことはないよなと思いつつ、万が一、億が一、そんなことがあったら本当に怖いですからね。

 ということで、超能力なんかに目覚めるもんじゃないと思った話でした。